「変形性膝関節症」と並んでよく耳にする「変形性股関節症」ですが、
いったい何?って気になりますよね。
わかりやすく書くと
「関節のクッションがすり減ることで、関節に炎症を起こし、
ひどくなると変形し、股関節痛や機能障害(動きが悪くなる)を
起こしたりすること。」です。
変形性股関節症の原因としては、
①股関節への負担によりすり減った関節軟骨の断片が、滑膜(かつまく)という
関節を覆っている膜を刺激し、炎症を引き起こす「滑膜炎(かつまくえん)」による痛みです。
②股関節への過度な負担(スポーツなどが多い)により関節軟骨の摩耗が進み、
軟骨下骨(軟骨の下にある骨)が露出することによって痛みの信号を
受信するレセプターが現れ、痛みを感じるようになります。
そして、
さらに症状が進行すると、最終的に骨が変形してしまい、
痛みがさらに増して関節の動きも制限されるようになってしまいます。
「痛くなる⇄動かなくなる」の悪循環で、最終的には手術になってしまいます。
また他の原因として、
●先天的なもの
●乳児期に脱臼や寛骨臼形成不全を起こすなど、股関節が不安定な状態になる
「発育性股関節形成不全」の方もなりやすい
●寛骨臼が骨頭を覆う範囲が広すぎて、股関節の痛みや障害を生じやすくなる
などもあります。
「なんかおかしいな?」と感じた場合は、
自己判断せずに、病院に行き、レントゲンやMRIで診断をしてもらい、
適切な対応をしましょう!
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